経営者と仕事をする人にiPadはオススメ

自分はiPadを使い始めておそらく7年近くになると思う。

今はiPad Proの10.5インチのモデルを使ってるんだけど、このiPad Proの購入を検討し始めたきっかけとなったのは、iPadでノートを取るためだ。

出典:Apple

経営者との仕事は特にメモをよく取る仕事

私は今、iOSアプリエンジニアとして働いているが、

実は前職はM&Aアドバイザリーのフロントを務めていた。

M&Aの仲介と言うのは、実際かなりノートを取る職業だ。

その仕事内容は、企業や事業を買ったり売ったりするために買い手と売り手を繋ぐことなのだが、買収検討の際は非常に多くの具体的なことが頭に入ってないといけない。

IT領域でのM&A仲介だったので、主にWebサービスの事業やその運営に関わる会社との話が多かったのだが、例えばWebメディアを買いたいということであれば、月間のpv、uuはもちろん、どんな記事を書いているのか、収益源はどんな広告か、それがアフィリエイトだったら承認率はどれくらいか、そして記事の制作体制はどうなっているか、SEOでのランクはどうか、といったような具合で細かな情報を抑えていないといけない。

どうしてかというと、買い手の候補となる企業との打ち合わせの際にしっかり伝えられなければいけないからだ。買い手もその案件が投資回収につながる良い案件であるかを精査するために本当に色々なことを一回の面談で聞いてきたりする。例えば、上の項目意外にも「何文字の記事を1文字何円でクラウドソーシングの依頼に出しているか」といった非常に具体的なことも突っ込んで聞かれたりする。

そういう時に、しどろもどろして答えられないとフロントとしてはアウトなわけだ。M&Aなんて経営者や大企業の経営管理部長のような偉いポジションの人と話すことが多いわけで、ちょっとでもそういう抜かりがあるとすぐに「できない奴」認定されてしまって進む案件も進まなかったりする。

紙のノートがどんどん溜まっていく

そういうわけで、売り手や買い手と面談する時はいつも必死になってノートを取っていた。毎日3件は面談するように言われていたので、1ヶ月もすると結構な量のノートになってまた別に買い替えたりしないといけなかったりした。

そうなると、新しいノートになるわけだが、1ヶ月前、2ヶ月前に面談した企業との案件そのものはまだ走っている状態なので、打ち合わせの際にそこでメモした情報を参照したい時があるのだ。そのため、私はノートを変えた時でも2、3ヶ月前くらいまでの情報は参照できるように以前のノートも1−2冊は一緒に持ち歩いて結局3冊くらい持ち歩いていた。

パソコンでキーボードを打つのが御法度

ここで賢い読者さんは「そんなのノートパソコンで議事録取って、社内のクラウドとかに上げておけばいいだけじゃないの?」と思われたかもしれない。そうです。そうなんです。それができれば良かったんです。ただ…………会社としてそれはやってはいけないルールだったのだ。。

えーーーーーーー!!!!!!!!

IT業界のM&Aなんてめちゃ先進的な領域やのに、それやっちゃダメやったの???

そう思われても仕方ないと思う。自分もそう感じるときはあった。

ただ、代表の方針によりダメだったんです……。

え、、、まじすか。え、代表なんでダメなの??なんで??

と思われた方いらっしゃると思う。理由は、

「商談中にパソコンをカタカタやってメモ取られるのを嫌がる人もいるから」

というものでした。。。

iPadで紙のノート→PCでまとめる業務を効率化

は?そんな人いるの?別に良くね?

そう思った人もいるかもしれない。

ただこれ、確かに業務をやっていると理にかなっているポイントもあるんですよね。

経営者の方って年配の方も結構いて、そういう方と対面してお話しするときにPCバッと開いてカタカタ打ちながら話す、というのは雰囲気的にやりづらかったり、失礼になるシチュエーションというのはどうしてもあったりするんですよ。

なので、手書きメモをノートにして、そのノートにしたものをオフィスに戻った時に別途パソコンでまとめ直して議事録として社内のクラウドに残していました。

一日3件面談して、ノート必死に取って、オフィス戻ったらそれをまとめ直してクラウドに上げておいて、またアポ取り頑張って、次の日も面談してノート取って…というのを繰り返している内に

「いや、この紙にメモしていちいちまたPCで打ち込むの非効率じゃね?」

という思いが強くなり、なんとか効率化したくなったのです。

そして、思いついた秘策がiPadでのノート取りだったわけです。スタイラスペンを使うので、キーボードカタカタはないし、ペン入力した情報もテキスト認識で自動変換されれば、あとはそれをコピペして社内の議事録に上げてしまえばいーやん、と思ったのです。

出典:Apple

結局iPadを買う頃にはこの会社から離れていたので、このiPadでノートを取ることの恩恵は次の会社で働き初めてから実感することになるのですが、きっかけとなる想いはここだったりします。

iPadでのノート取りはめちゃくちゃ便利

経営者と仕事する人は、と書きましたが出先や商談などでたくさんメモを取る人であればiPadはめちゃくちゃオススメです。

・全てのメモをiPad1台に収めることができる

・ノートの買い替えの必要がない

・ノートを複数持ち歩いたり保管しておく必要がない

・キーボードをカタカタせずにペンでメモを取れる

・メモをとったものはテキスト化して別途シェアできる(そのままでもOK)

などメリットだらけです。普通に導入価値が高いので検討して見てください。

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